点字データ保管庫

日本エスペラント協会(JEI)では、視覚障がい者支援として、機関誌の点訳版の発行をしています。

また、エスペラント関連の点字データファイルの中で、ロゴス点字図書館では保存できない点字データファイルで、国内用のBES形式の点字データファイルについては、JEIの「点字データ保管庫」に保存しています。また、(日本語を取り除き、)海外向けにBRL形式に変換した点字データファイルについては「Brajloj en Esperanto」に保存しています。

 なお、晴眼者(視覚障がい者でない人)がソフトを使って点字ファイルを墨字(点字ではないふつうの文字)で読むには、BRL形式ファイルについては、文字化けする部分もありますが、Windowsに標準で付いている「メモ帳」のようなテキストエディタで読むことができます。これに対して、BES形式ファイルについては、IBMが2003年11月28日まで無償提供していた「Win-BES 99」(リンク切れURL)というソフトを「Wayback Machine (2003/10/11)」で入手すれば読めます。他に、「T・エディタ2」のようなソフトを使用しても墨字にして読めます。
 これらのソフトにある「表示」や「墨訳」にある機能を使えば、文字化けをしたり、記号類などで点字の部分も残りますが、墨字で読めます。「T・エディタ2」であれば、「表示」→「墨字」の機能を使えば、墨字で読むことができます。
 ちなみに、この逆に「点字自動翻訳 on the web」というウェブサイトを利用すると、簡単なものであれば、墨字を6点表示の点字に変換して、それをウェブ上で表示することができます。

 2020年6月号から、JEIの機関誌に、「アイヌの人々と(3 言語版) Kun la ajnuoj (en 3 lingvoj)」の連載をしていますが、それらを抜粋し点字ファイルにして、上記の「点字データ保管庫(BES形式ファイル)」に、「シリーズ: アイヌの人々と」として収めています。これらは、視覚障がい者の方の要望により、オリジナルの順番を、日本語、エスペラント、アイヌ語の順に編集し直してから点字ファイルにしました。なお、アイヌ語の中の外来語としての日本語ローマ字は、99式ローマ字を用いています。
 また、海外向けに、日本語を取り除き、エスペラントとアイヌ語だけにして、点字ファイルにしたものを、「Brajloj en Esperanto (Serio: Kun la ajnuoj)」に収めました。

これらの点字ファイルの作成手順は次のとおりです。
もう販売終了した「お点ちゃん」これはユニコードファイルは動作不可。ソフトJISでのみ動作可というソフトを使い、シフトJISの墨字ファイルから「BSE形式」の点字ファイルを作り、「秀丸エディタ」のマクロを使って「エスぺラントの字上符文字」の部分をエスペラント独自の点字に変換します。
「BSE形式」にするのは、「秀丸エディタ」のマクロを動かすためです。「BSE形式」でないと起動しません。
その後、点字ボランティアや視覚障がい者の方々のご助言をいただいて、作成した「BSE形式」点字ファイルを、上記の「Win-BES 99」のソフトを使って編集します。
最終的に、日本語も入った点字ファイルは、「BES形式」点字ファイルで保存します。日本語を取り除いた海外向けの点字ファイルは、「BRL形式」点字ファイルで保存します。
 なお、「BRL形式」点字ファイルは、「Win-BES 99」で作成することはできますが、保存したものを開くことはできません。それで最終的な確認は、視覚障がい者の方に委ねますが、これは「BES形式」でも保存しておいて、さらに編集作業をする場合もあります。
「Win-BES 99」の後継ソフトである「点字編集システム」であれば、「BRL形式」点字ファイルも開けるようです。


北海道エスペラント連盟ホームページ